システムエンジニアとは、上流工程と呼ばれる、打ち合わせからドキュメントの作成、どんなシステムにするかの基本設計など、様々な業務に携わる職種である。
上流工程の具体的な業務は、要求分析・要件定義、基本設計、詳細設計、テストに分けられる。

要求分析・要件定義では、顧客がどのようなシステムを望んでいるのかヒアリングを行う。もし、全ての要望に応えることが難しい場合は、システム開発に必要な開発期間や費用を計算し、どこまで要望を実現できるか決定する。
基本設計では、顧客の要望を実現するシステムの設計を行っていく。要件定義や要求分析データを元に、システムにどういった機能を持たせ、どのような形の表示方法や操作方法を行うのか決定する。
詳細設計では、基本設計フェーズで決定した実装予定の機能に、どのような技術やシステムで実現するのか設計していく。この詳細設計では、プログラマーがプログラミングを行うための細かな設計が必要となる。
最後に、プログラミングが完了しシステムの形ができた後、設計通りの動作をするか確認テストを行う。

システムエンジニアの市場価値は勤めている業界によって異なるが、およそ450万円から550万円が相場である。
クライアントのシステム開発に携わるシステムエンジニアと自社のシステム運用を担当する社内システムエンジニアがあり、DODAが2015年に発表した平均年収/生涯賃金データによると、SE・プログラマーが468万円、社内SEが512万円となっている。
これはあくまで相場であり、自分で市場価値を高めることは可能である。
市場価値の高め方については、システムエンジニアの市場価値とはに有益な情報が載っているので参考にすると良いだろう。